2009/09/04 (Fri) 「"言の葉"と機械人形」#0

やっと長編(か、中編)が載せられそう…！

とりあえず、最初っから死ネタっぽいです
苦手な方は注意！

本文は続きから

（鳴呼、どうしよう）

考えごとをしながら、いつもの通学路を歩く。
何かを考えながら歩くのは、周りがよく見えなくなるから止しなさい。と、父さんに言われているけれど、僕にとってかなり重要なことだから、考えるなと言われても無理な話だ。
今日一日どう過ごすか──こればかり考えてしまう。

（うーん……黒板は見えるけど、先生の話は……）

目の前の横断歩道が、丁度青に変わった。
いつものように、普通に渡る。
渡りきったあと、反対側の歩道の人が……あれは、悲鳴をあげているのだろうか。
何があるのか……後ろを振り向く。

刹那、痛みが襲って……意識が……

（…………死ぬ…の……？）

途切れた。